パリ中心部で銃撃、3人死亡 60代の男逮捕、ヘイトクライムか
- 国際
- 2022年12月24日
パリ中心部の10区で23日午前、銃の乱射事件があり、少なくとも3人が死亡、3人が負傷した。警察当局は、殺人容疑などの疑いで69歳の男を逮捕した。動機は明らかになっていないが、男がクルド人の文化施設を狙って発砲したとの情報がある。過去に移民を襲撃したとの報道もあり、外国人を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)との見方が出ている。
パリ10区での銃撃事件を伝える仏メディア=ツイッターに投稿された動画から© 朝日新聞社
仏メディアや現場近くで記者団の取材に応じたパリ10区の区長によると、男は同日正午前、クルド人の文化施設やレストラン、理髪店を狙って発砲した。男も負傷しており、病院に運ばれているという。
現場はパリのターミナル駅の一つである東駅の近くで、レストランやブティックなどが立ち並ぶ繁華街。事件が起きた当時は、クリスマスを前に買い物を楽しむ市民らが集まっていた。警察当局は事件直後から現場付近を通行止めにしている。
容疑者の男が狙ったとされるクルド人の文化施設は、通りに面した建物の1階にある。パリで暮らすクルド人が集まってお茶を飲んだり、情報交換したりできる場所になっている。
朝日新聞社より転用
コメントする