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9月中に新iPhoneを買うならどこが安い? 大手3社のランニングコストを比較


 9月20日に、ドコモ、au、ソフトバンクから「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」が発売される。一方、発売直後の10月には電気通信事業法改正などにあわせて各社の料金プランが一新されるため、新プランを待つのか、9月中に買うのかという判断が必要になる。

この記事では、9月中に現行のプランで購入する場合のランニングコストを、大容量(月間20GB利用)、中容量(月間7GB利用)、小容量(月間1GB利用)の3パターンで比較する。料金プランは、9月17日時点で申し込めるプランとする。現状としては、ソフトバンクのみ10月以降のプランへの切り替えが完了している。

なお、条件を揃えるため、ユーザーの利用状況や家族構成などに左右される各種割引や、補償サービスなどのオプション料金を除いた素の状態の料金とした。ただし、端末代金の割引プログラムの利用を前提として、「スマホおかえしプログラム」(NTTドコモ)、「アップグレードプログラムEX」(au)、「半額サポート+」(ソフトバンク)は計算に入れた。

■各社の端末代金を比較

はじめに、今回発売される3機種の最小容量(64GB)の価格を比較してみよう。以下、記事中の価格は9月中の購入を想定して税率8%とする。

スタンダードモデルの「iPhone 11(64GB)」は、ドコモが8万5536円、auが8万8992円、ソフトバンクが8万9280円。

上位機種の「iPhone 11 Pro(64GB)」は、ドコモが12万4416円、auが12万4492円、ソフトバンクが12万7200円。

大画面の「iPhone 11 Pro Max(64GB)」は、ドコモが13万6080円、auが13万7808円、ソフトバンクが14万2560円。

3機種とも、本体代金に限っていえば、価格の安い順にドコモ、au、ソフトバンクの順となる。

□iPhone 11□iPhone 11 Pro□iPhone 11 Pro Max■割引プログラムを比較

各社ともに、端末代金と通信料金を完全に切り分けた分離プランに移行しているため、従来のような「機種変更してから2年間は、通信料から毎月数千円の割引を受けられる」といった仕組みはない。

そのような割引形態に代わって、「分割払いの途中で次の機種に変えるときに、残債が免除される」仕組みが各社で導入された。細かな提供条件は異なるが、残債を免除してもらうには端末の返却が条件となる点は同様だ。

ドコモの「スマホおかえしプログラム」では、36回払いで端末を購入し、買い替えなどで不要になった際に端末を返却すると、最大12回分の残債が免除される。

auの「アップグレードプログラムEX」では、48回払いで端末を購入し、次回の買い替えの際に返却すると、最大24回分の残債が免除される。プログラムの加入には、月額390円(不課税)の料金がかかる。

ソフトバンクの「半額サポート+」も同じく48回払いが条件で、最大24回分の残債を免除。月額390円(不課税)のプログラム利用料がかかる。

いずれも2年後の買い替えを想定している点は同様だが、ドコモは36回払いで12回分を免除、auとソフトバンクは48回払いで24回分を免除ということで、最大の効果が得られるタイミングで買い替えた場合のユーザーの負担額には差がある。

■大容量(月間20GB利用)の場合のランニングコスト

ここからは、月間の通信量が20GB、7GB、1GBのユーザーを想定し、iPhone 11(64GB)を9月中に36回・48回払いで購入した場合のランニングコストを比較する。

大容量(月間20GB)のユーザーであれば、ドコモなら「ギガホ」(30GB)、auなら「auフラットプラン20」(20GB/9月30日で受付終了)、ソフトバンクなら「ウルトラギガモンスター+」(50GB/9月13日から新プラン)となる。

この場合、端末代金も含めた月々の支払額は、ドコモが9914円、auが8724円、ソフトバンクが1万328円。

ドコモ、ソフトバンクの場合はより大容量のプランがあり、20GB前後は現行プランでは空白となっている兼ね合いもあるが、月間20GB程度の利用量であればauが1000円以上安いという結果だ。

■中容量(月間7GB利用)の場合のランニングコスト

中容量(月間7GB)のユーザーであれば、ドコモなら「ギガライト」(段階制/7GBまでの「ステップ4」で計算)、auなら「auフラットプラン7プラス」(7GB/9月30日で受付終了)、ソフトバンクなら「ウルトラギガモンスター+」(50GB/9月13日から新プラン)となる。

この場合、端末代金も含めた月々の支払額は、ドコモが8834円、auが8162円、ソフトバンクが1万328円。

ドコモの場合は、小容量からカバーする段階制プランの上限がちょうど7GBなので、7GBを超える月も少なくないのであれば、ギガホにしてしまったほうが良いかもしれない。

ソフトバンクは段階制プランの上限が5GBなので、空白となる中容量ではやや高めの結果となったが、たとえばApple StoreでSIMフリーモデルを購入し、ワイモバイルで利用するといった方法も考えられるだろう。

■小容量(月間1GB利用)の場合のランニングコスト

小容量(月間1GB)のユーザーであれば、ドコモなら「ギガライト」(段階制/1GBまでの「ステップ1」で計算)、auなら「新auピタットプラン」(段階制/9月30日で受付終了)、ソフトバンクなら「ミニモンスター」(段階制/1GBまでの料金で計算)となる。

端末代金も含めた月々の支払額は、ドコモが5594円、auが5462円、ソフトバンクが6548円。各社ともに「段階制プランの1段目」の料金となるが、1000円ほどの差が付く結果となった。

■どんな条件で割引がかかる?

本記事では、ユーザーの状況によって変わる各種割引を除いた素の状態で料金を比較してきた。実際に検討する上では、家族がどこのキャリアを使っているか、自宅に固定回線がある場合はどこを使っているかなども重要な要素となるだろう。

どのような割引があるかを簡単に整理しておくと、ドコモの場合は家族2回線以上で500円引、3回線以上で1000円引の「みんなドコモ割」や最大1000円引の「ドコモ光セット割」がある。

auの場合も、同じキャリアを使っている家族の人数に応じて最大1000円の割引を行けられる「家族割プラス」や、固定回線とのセット割「auスマートバリュー」がある。また、プランによっては1年間1000円引の「スマホ応援割」も適用される。

ソフトバンクの場合、家族4人以上で最大2000円引の「みんな家族割+」、固定回線とのセット割「おうち割 光セット」、最初の12カ月間適用される「1年おトク割」などがある。

各社ともに、自分が受けられる割引を確認しながら実際の利用時に近い料金を計算できるシミュレーターを公開しているので、素の料金で目星を付けた後は一度試してみると良いだろう。

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一言コメント
少しでもお得なプランにしないと…


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