ダイキン、欧州の冷凍機器メーカーを1千億円で買収へ
- 企業・経済
- 2018年11月26日
空調大手のダイキン工業が、欧州の冷凍機器メーカー大手を近く約1千億円で買収する方針を固めたことが分かった。スーパーやコンビニ向けの冷凍ショーケースを製造している会社で、ダイキンはこの分野をエアコンの次の主力事業に据えていく計画だ。
買収するのは、オーストリアの「AHT クーリングシステムズ」。アイスクリームや冷凍食品を並べるケースを販売し、大手小売店の顧客を多く持つなど欧州でも有数の規模を誇る企業だ。ダイキンは欧州での販路をいかし、本格的に冷凍機器事業に参入する構えだ。
同社は2012年に米空調大手グッドマン・グローバルを3千億円弱で買うなど、積極的な企業買収を進めてきた。今回の買収は、空調以外の事業では同社で過去最大の規模となる。
調査会社、富士経済によると、新興国を中心にスーパーやコンビニの出店が増えるため、冷凍・冷蔵ショーケースの世界の市場規模は16年の8380億円から、25年には1兆3065億円に伸びる見通し。
一言コメント
さすが空調の巨人。
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