<パイオニア>支援要請 カルソニックカンセイなどに
- 企業・経済
- 2018年8月9日
経営再建中のパイオニアが、自動車部品大手カルソニックカンセイなど複数社に支援を要請し、資本提携などの検討に入った。2018年3月期まで2期連続で赤字を計上しており、外部資本を受け入れ、自動運転向けの車載機器などを投入するための資金確保を図る。
パイオニアは6日発表した18年4〜6月期決算短信に「継続企業の前提に重要な疑義が存在している」と注記した。2年連続で連結最終損益で赤字を計上し、19年3月期通期も50億円の営業赤字を見込んでいる。経営改善計画の具体化が遅れ、取引銀行から借入金借り換えの合意も得られていない。
カルソニックカンセイは運転席周辺の内装製品や電子部品などを扱っており、カーナビを主力とするパイオニアとの相乗効果が見込める。
パイオニアはかつて、電機大手の一角を占めた。プラズマテレビにもいち早く参入したが、10年に撤退。15年には家庭用音響機器事業も売却した。
カルソニックカンセイは元々、日産自動車の子会社だったが、17年3月に米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下となった。
一言コメント
なかなか良くならないね。
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