仮想通貨が下落、欧州規制当局が改めてリスク指摘
- 政治・経済
- 2022年5月17日
[香港 16日 ロイター] – 週末にかけて値上がりしていた仮想通貨は16日の取引で再び下落している。欧州の規制当局が仮想通貨のリスクを改めて警告していることが背景。
ビットコインはアジア時間の取引で5%下落し、2万9700ドル前後。ステーブルコインの「テラUSD」の急落を受けて今月に入り約20%値下がりしている。
テラUSDは先週、対ドルで1対1の連動相場が崩れ、コインゲッコーによると、現在0.14ドル付近で取引されている。
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は16日、「仮想通貨を規制・監督せず、全ての管轄地域で一貫した適切な方法で相互に運用可能としなければ、国際金融システムに混乱を招きかねない」と発言。ステーブルコインは、名称にやや問題があり、リスク要因の一つになっていると指摘した。
ECBのパネッタ専務理事も16日、ステーブルコインは取り付け騒ぎが発生しやすいとの見方を示した。
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