東京五輪出資話で詐欺疑い 男逮捕
- 詐欺・悪徳商法
- 2017年8月16日
2020年開催の東京五輪に関するうその出資話を持ち掛け、現金をだまし取ったとして、岐阜県警生活環境課と岐阜中署は15日、詐欺の疑いで、岐阜市川端町、無職永尾正雄容疑者(69)を逮捕した。
逮捕容疑は、今年1月20日ごろ、同市内の飲食店で同市の国家公務員の男性(27)に「私は五輪推進委員会に入っている」「インフラ整備などの事業が必要になる。出資してもらえると、色を付けて金を返すことができる」などとうそを言い、同月29日までの間に3回にわたって現金計60万円をだまし取った疑い。
同課によると、2人は1月に入ってから知り合ったらしい。永尾容疑者は、男性と会う際にジャケットの襟に五輪関連のピンバッジを付けていた。
出資をすれば、翌月から毎月、元金の1割ずつを10回振り込み、11カ月目には元金と同じ金額を振り込むと説明したらしい。
4月に男性から「約束の配当金がもらえず、元金の返金にも応じてもらえない」と同署に相談があった。同課などは永尾容疑者宅を家宅捜索し、ピンバッジや預かり金証書約50点を押収した。同課は他にも被害者がいないか調べている。
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