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カブス今永昇太 4回無失点も無念の降板 2時間51分の降雨中断経てそのまま「これも米国のスタイル」


◇ナ・リーグ カブス―ドジャース(2024年4月7日 シカゴ)

カブスの今永昇太投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地で行われたドジャース戦に先発登板。4回を投げ2安打無失点3奪三振で相手に二塁も踏ませない文句なしの投球を披露したが、試合が4回裏1死一、三塁の場面から雨天中断となり、2時間51分後に再開されたことを受け、そのまま無念の降板となった。メジャーデビューから2試合連続で勝ち投手の権利を得るまであと1回だったが、冷たい雨に泣く結果となった。それでもチームは8-1で快勝し、ドジャースに2勝1敗で勝ち越した。

 メジャー2勝目はお預けとなったが、試合後のインタビューに応じた今永は「チームが勝ったので良かったです。四球がなかったので辛抱強く投げられました。マウンド状況もそこまで良くなかったですけど、あまりそこまで気にしないのを意識しました」と分析。勝利投手の権利を得られなかったことには「そこはあまり気にしていなくて。これもアメリカのスタイルなので切り替えもしやすいですし、そこはあまり気にはとめていません」と淡々と話した。

 注目された大谷との日米通じて初の対決は、力でねじ伏せた。初回1死無走者、カウント3-2から3球続けてファウルとされた後だ。内角高めにこの日最速の94・4マイル(151・9キロ)速球を投げ込み、大谷のバットが空を切った。気温9度の寒さで雨もパラつく中、この日も日本時代と同じ半袖姿で熱投。力勝負で奪った空振り三振に本拠地スタンドから大歓声があがった。さらに、3回2死無走者で迎えた2度目の大谷との対戦も、91・2マイル(146・7キロ)直球で三邪飛に抑えた。大谷に投じた全11球のうち8球が直球という真向勝負で、今永ここにありを強烈にアピールした。

 昨年3月のWBCで侍ジャパンの同僚だった大谷との対戦に関しては「非常に厄介な選手。もちろん抑えたい。仮に打たれても動揺しないようにやっていけばいい」と話していた。だが、同時に「ほかにもたくさん凄い選手がいる。まんべんなく警戒して全打者に全神経を注ぐような形で投げたい」と大谷に固執せず、ド軍打線を抑え込む意識を強調していた。言葉通り、強力打線を4回でわずか2安打に封じてみせた。3回は6球で3者凡退、4回もわずか4球で3者凡退と、テンポ良くストライクを投げ込んで相手打線をリズムに乗らせなかった。球数も4回で43球。力強さと巧さを兼ね備えた「投げる哲学者」の異名通りのクレバーな投球だった。

今永はメジャーデビュー戦となった1日(同2日)のロッキーズとの本拠地開幕戦で圧巻の投球を披露し、初勝利を手にした。6回2死まで無安打投球で、6回を2安打9奪三振、無失点に抑えた。デビュー戦で6回を無四球無失点、かつ9奪三振以上は1901年以降では2018年のニック・キンガム(パイレーツ)以来メジャー2人目。球団では過去123年で初の快挙に全米が衝撃を受けた。MLB公式サイトも「今永の手から繰り出されるフォーシームとスプリッターの2つの球種はシーズンを通じて最強の組み合わせになりそうだ」と最大限の評価を与えていた。

 これで今永は2試合で計10回を投げて未だ無失点。試合前に「(バッテリーの仕事は)スイングを読むこと。昇太もそれが上手であることを証明していくだろう」と全幅の信頼を寄せていたカウンシル監督も誇らしげな笑みを浮かべた。と、同時に“今永旋風”の幕開けをも予感させた。

スポニチアネックスより転用

スポニチアネックス

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