「アベノマスク」など5億円かけ5月末までに配布 730万枚処分へ
- 政治・経済
- 2022年4月2日
政府が大量に保管する「アベノマスク」を含む布マスク約7100万枚について、厚生労働省は1日から、希望する個人や自治体、介護施設などへの配布を始めた。5月末までに配り終える予定で、配送などの費用が約5億円かかる見込み。不良品や未検品の約730万枚は処分する。
同省が同日発表した。約8千万枚の在庫に対し、無料配布の希望は1月末時点で約37万件、計2億9千万枚分あった。ただ、ガーゼやハンカチ、植物の苗床などマスク以外への使い道が多く、同省はマスクとして使う人を対象に配る方針を決め、選定を進めていた。
対象は個人が約30万件(約2940万枚)、自治体が約1800件(約930万枚)、団体・介護施設などが約3万3千件(約3230万枚)。個人の場合、希望枚数が49枚以下なら一律10枚、50枚以上なら一律100枚を配る。自治体には原則として希望通りに配布する。
朝日新聞社より転用
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