江東区長を任意聴取 選挙中に有料ネット広告か 東京地検特捜部
4月にあった東京都江東区長選で初当選した木村弥生氏(58)の陣営が、選挙中に投票を呼びかける有料のインターネット広告を流した疑いがあるとして、東京地検特捜部が24日に木村氏から任意で事情聴取したことが、関係者への取材でわかった。特捜部は同日、公職選挙法違反容疑で江東区役所内の区長室などの家宅捜索も行っており、木村氏の関与を含めて実態解明を進めるとみられる。
区長室と木村氏の自宅の捜索は午前8時50分ごろに始まった。区によると、区長室の捜索は約4時間続いたという。このほか、捜索は陣営スタッフの関係先にも及んだ。
関係者によると、木村氏は正午前に区役所を出て特捜部の聴取を受けたという。8月の会見では、有料ネット広告を出したのはスタッフの判断で、「監督不行き届きだった」と述べていた。
公選法は、選挙運動のために、候補者名を示した有料のネット広告を出すことを禁じている。2013年施行の改正公選法で設けられた規制で、罰則は2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。
朝日新聞社より転用
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