時間外手当を不正受給 男性巡査長を詐欺容疑で書類送検 長崎県警
時間外勤務手当を不適切に申請し、計約1万円の支給を受けたなどとして、長崎県警は15日、詐欺などの疑いで、県央地区警察署の駐在所に勤務する20代男性巡査長を書類送検し、所属長訓戒処分にしたと明らかにした。いずれも7月28日付。
書類送検容疑は昨年6月から同12月までの間、街頭監視をしたと偽って時間外勤務手当5日分を申請し、計約1万円を受給した疑い。県警監察課によると、同12月、同署地域課長の巡視で、巡査長が職務を怠っていることが判明。巡査長は同3月から同12月までの間、職務中、複数回にわたり警らなどと偽り、人目のない場所にパトカーを止めて休憩したり、友人に電話をかけたりしていた。
このほか県警は7月28日付で本部長訓戒処分2件を明らかにした。1件は県北地区警察署で留置業務を担当する40代男性巡査長が4月から5月にかけて、留置施設内に複数回タブレットを持ち込み、趣味の動画を見たりニュースサイトを閲覧したりした。もう1件は本部所属の10代女性巡査が5月下旬ごろ、貸与品を紛失し、同僚のロッカーから同種の貸与品を盗んだ。女性巡査に対する被害届が出ていないため事件処理をしていない。女性巡査は7月28日付で退職した。
同課は「職務倫理教育や業務管理の徹底を図り、再発防止に努める」としている。
長崎新聞より転用
コメントする