元渋谷区職員をコロナ支援金詐取容疑で書類送検 埼玉県警
新型コロナウイルスの影響を受けた困窮世帯に給付する「生活困窮者自立支援金」をだまし取ったとして、埼玉県警は20日、元東京都渋谷区生活福祉課職員で無職の男性被告(29)=詐欺罪などで公判中=を詐欺容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で判明した。男性は2022年、同様の手口で支援金を詐取したとして逮捕、起訴されていた。
書類送検容疑は同年9月中旬、渋谷区職員として働くなど受給の要件を満たさないにもかかわらず、収入がないと偽って埼玉県新座市に支援金を申請し、同月下旬に自らの口座に6万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。「うその申請をして新座市に支援金を振り込ませた」などと説明しているという。 男性は申請の直前に新座市に住民票を移したとみられる。
警視庁は無職と偽って居住地の東京都豊島区から支援金をだまし取ったとして、同11月に詐欺容疑で逮捕し、懲戒免職となった。
毎日新聞より転用
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