部下に拳銃向けた巡査部長を書類送検 日常的にパワハラも 千葉
部下の警察官に拳銃を向けたとして、千葉県警は2日、機動捜査隊の男性巡査部長(59)を銃刀法違反(所持)の疑いで書類送検した。この部下に対してパワーハラスメント行為も繰り返しており、県警は拳銃の問題と併せて停職3カ月の懲戒処分とした。巡査部長は同日、依願退職した。
千葉県警本部=信田真由美撮影© 毎日新聞 提供
県警は拳銃を向けた現場を目撃しながら報告を怠った警察官など3人についても、口頭厳重注意などとした。
送検容疑は2021年の5月と8月、習志野署の拳銃保管室で、貸与されている拳銃を部下の男性巡査に向けたとされる。弾は入っていなかった。
巡査部長は巡査に対し、日常的に「バカ」「使えない」などと発言しており、県警はパワハラに当たると判断した。拳銃を向けた件は、パワハラとは認定しなかった。
この他、県警は2日、女性につきまといを繰り返していた交通捜査課の男性職員(54)をストーカー規制法違反の疑いで書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。
毎日新聞社より転用
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