タイのプラユット首相就任=月内にも新政権発足
- 国際
- 2019年6月12日
【バンコク時事】タイ軍事政権で暫定首相を務めたプラユット氏(65)が11日、ワチラロンコン国王の承認を得て首相に就任した。
今月下旬にも新政権が発足し、5年ぶりに民政に復帰するが、2014年に陸軍司令官としてクーデターを主導し、実権を掌握したプラユット首相の続投で、事実上の親軍政権が続くことになる。
プラユット首相は3月の総選挙で第2党となった親軍政党、国民国家の力党の候補として上下両院による5日の首相指名選挙に臨み、選出された。首相は国王の承認後、「国家と国民のため、誠実に公務に尽くす」と述べ、腐敗撲滅や格差是正、国民の福祉向上に取り組む方針を表明した。
ただ、閣僚ポストをめぐる与党各党の交渉は難航している。また、与党は法案を審議する下院で半数をわずかに上回っているにすぎない上、19党で構成されており、足並みが乱れれば政権運営に支障を来す可能性もある。
一言コメント
不安要素はまだ多そうだ。
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