中国、「騒ぐほどではない」と一蹴 台湾金門島への無人機接近で
- 国際
- 2022年8月30日
[北京/台北 29日 ロイター] – 中国外務省は29日、台湾が実効支配する金門島付近に中国のドローン(無人機)が新たに侵入したとの台湾国防部(国防省)の発表に対し「騒ぐほどのことではない」と一蹴した。これを受け、台湾側は中国を非難する姿勢を強めた。
中国の交流サイト(SNS)では、台湾兵士が石を投げてドローンを追い払っている様子が映された動画が出回っている。
中国外務省の趙立堅報道官は定例会見で、この動画を見たことがあるとした上で「中国領内を中国製ドローンが飛行している。騒ぐほどのことではない」と述べた。
この発言に対し、台湾外交部(外務省)は強く反発。「『招かれざる客は泥棒と呼ばれる』という中国古来の教えがある。ドアを破るにせよ、空から覗くにせよ、台湾の人々はこのような泥棒を歓迎しない」と非難した。
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