ブラジルで大規模な地滑り、少なくとも78人死亡 多数が行方不明か
- 国際
- 2022年2月17日
南米ブラジル・リオデジャネイロ州の山間部にあるペトロポリス市で15日、短時間で大量の雨が降ったことで大規模な地滑りが発生した。住宅などが巻き込まれ、16日までに少なくとも78人の死亡が確認された。24人が救助されたが、行方不明者はまだ多くいる模様だ。
現地報道や市の発表などによると、15日夕から夜にかけての6時間で、2月の降水量1カ月分を超える259ミリの雨が降った。このうち240ミリは2時間で降ったという。
この影響で山の斜面が崩れ、少なくとも54軒の住宅が土砂にのみ込まれたという。道路にも水があふれ、バスや車が流された。市当局は、非常事態を宣言し、被災者の救助にあたっている。
ペトロポリスは、リオデジャネイロ市から北に70キロほどにある街。この地域は2011年にも豪雨被害を受け、900人以上が死亡し、数百人が行方不明になった。
朝日新聞デジタルより転用
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