大会最年少8歳の松島美空、初戦突破…兄は次世代のホープ・松島輝空
- スポーツ
- 2021年10月30日
◆報知新聞社後援 卓球全日本選手権 カデットの部 第1日(29日、スカイホール豊田)
開幕し、13歳以下女子シングルスで大会最年少の松島美空(みく、8)=田阪卓研=が初戦を突破した。1回戦で藤井紅羽(11)=ピンテック=を3―0で破った。男女ダブルスは準々決勝まで行われ、女子で第1シードの張本美和(13)=木下アカデミー=、小塩悠菜(13)=星槎中=組らが4強入り。今大会は男女とも14歳以下、13歳以下、ダブルスの3種目に分かれ、年代別の日本一を争う。
松島が132センチ、29キロの小さな体で大きな1勝をつかんだ。京都府予選を1位で勝ち抜き、13歳以下の日本一を決める大会に8歳で挑戦。サーブやレシーブから主導権を握って相手に強打させず、小気味よく得点を重ねた。「レシーブはすごく良かったけど、浮いたボールとかちょっとミスしたりしていた」と反省も忘れなかったが、3歳上にストレート勝ちを収めた。
両親が元卓球選手で、長兄・輝空(そら、14)=星槎中=は各年代で日本一に輝く次世代のホープだ。次兄の翔空(とあ、12)=田阪卓研=も今大会に出場。4人兄妹の3番目の美空も平日は4時間、土日は6~7時間の練習に励み、7月のバンビの部(小学2年以下)ではゲーム平均失点数が2・68点と圧倒的な内容で優勝を飾った。父・卓司さんも「吸収も早いし、ラケットの角度とか(台に)入れる感覚は輝空にすごく似ている」と目を細める。
小学2年生での1勝は東京五輪メダリストの伊藤美誠(21)=スターツ=、平野美宇(21)=日本生命=らに並ぶ快挙となったが、目標は「ベスト8!」と力強い。達成すれば、念願の携帯電話を買ってもらえる約束だ。
報知新聞社より転用
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