無印良品の移動販売、福山でスタート…食品・衣類・文具など100点
- 政治・経済
- 2021年9月7日
生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画(東京都)は4日、福山市で移動販売を始めた。買い物代行サービスなどの実績があるアサヒタクシー(福山市)との共同事業で、マイクロバス内の商品棚には食品や衣類、文具など約100点がずらりと並んだ。
「近くに店舗がなく、買い物で人に会う機会も少ない」といった住民らの声を受け、無印良品ゆめタウン福山(同市入船町)の塩沢紀之店長(40)が「商品を届け、地域のコミュニティー作りにもなれば」と企画。アサヒタクシーに事業を持ちかけた。
この日訪れた鞆町では7月から試行販売を行っており、近くの女性(82)は「今日が3回目。2年前に免許を返納してから市中心部に出かけていない。ほしい商品をリクエストしたい」と話していた。
毎週水・土曜に、鞆町と駅家町、加茂町のうち2か所を回る。アサヒタクシーの山田康文社長(50)は「運転手も販売を手がけるなど、新たなやりがいを見つけるきっかけになるのでは」と期待している。
読売新聞より転用
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