県警30代警察官が自殺 公務災害に認定、残業月200時間か
2019年に鹿児島県警の30代男性警察官が自殺し、公務員の労災である「公務災害」に認定されていたことが、複数の関係者への取材で24日までに分かった。亡くなる直前の時間外労働は月200時間前後に上っていたとみられる。 関係者によると、男性は南さつま署に勤務し、19年3月に自殺しているのが見つかった。当時、同署での業務に加え、18年11月に鹿児島市南栄で発生した殺人事件の捜査に応援で派遣されるなどしていた。 長時間労働などが原因で自殺に至ったとして、遺族が19年11月に公務災害を申請。地方公務員災害補償基金は今年1月上旬に認定した。公務災害は民間企業で働く人の労災に当たる。 県警警務課は取材に対し、「職員が亡くなったことは事実で、公務災害に認定されたことも承知している」とする一方、「個人に関することであり、詳細やコメントは差し控える」としている。
南日本新聞社より転用
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