カジノチップ代は100万円か 秋元議員、マカオで遊興 IR汚職・東京地検
- 事件・事故
- 2020年2月12日
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、衆院議員秋元司被告(48)=収賄罪で追起訴=がマカオのカジノ施設で遊興し、中国企業側に負担させたチップ代が100万円前後に上る疑いがあることが10日、関係者への取材で分かった。
東京地検特捜部は、このうち30万円弱を追起訴の内容に盛り込んだ。企業側は視察に同行した議員らのチップ代も負担したという。
賄賂の立件総額は約760万円に上るが、秋元被告は全面否認。チップ代について、「企業側に出してもらった事実はない」などと供述している。
特捜部の調べなどによると、秋元被告は2017年12月、中国企業「500ドットコム」の負担でマカオのカジノ施設を視察。自民党の白須賀貴樹議員と勝沼栄明前議員が同行しており、特捜部は2人の地元事務所を家宅捜索し、任意で事情聴取した。
関係者によると、贈賄罪で追起訴されたドットコム社側の被告らは、秋元被告らが視察先のカジノで使用したチップ代について、「ドットコム社側が支払った」などと説明。特捜部が精査したところ、秋元被告のチップ代は100万円前後とみられる一方、白須賀議員ら同行者のうち、1人は30万円弱だったという。
一言コメント
全面対決の様相を呈してきた。
コメントする