〔東京株式〕大幅に4日続落=肺炎警戒、2万2000円割れ(27日)
- 経済情報
- 2020年2月28日
【第1部】日経平均株価は前日比477円96銭安の2万1948円23銭、東証株価指数(TOPIX)は38.11ポイント安の1568.06と、ともに、大幅に4営業日続落。新型肺炎の世界規模での広がりを受けて、景気や企業業績の先行きに対する警戒感が一段と高まった。日経平均は昨年10月11日以来4カ月半ぶりに2万2000円台を割り込んだ。出来高は18億1141万株。
【第2部】5日続落。東芝、ファーマフーズが売られ、INSPECはストップ安。川本産業、マナックは反発。出来高7686万株。
▽心理悪化が顕著
27日の東京株式市場では、歯止めがかからない新型肺炎の拡大に対する根強い警戒感が投資家心理を一段と冷え込ませた。日経平均は下げ幅を一時前日比500円超に広げ、心理的な節目の2万2000円も割り込んだ。
ブラジルで中南米初となる新型コロナウイルス感染が確認され、新型肺炎は世界規模で拡大している。日本ではイベント中止が相次ぎ、「景気や企業業績の悪化が避けられない」(銀行系証券)状況だ。
米国をはじめとした海外株式市場も不安定な取引を続け、円相場は上昇傾向にあり、投資家のリスクオフ姿勢は顕著。日経平均は21日からの4営業日で約1500円下落したが、「新型肺炎に終息の兆しが見えない限り株価はなかなか下げ止まらない」(大手証券)との声が上がっていた。
225先物3月きりも大幅安。株価指数オプション取引は、プットが上伸し、コールは下落した。
一言コメント
いつ底を打つのだろうか…
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