「即戦力」重視目立つ=佐々木指名、4球団止まり-プロ野球ドラフト
- スポーツ
- 2019年10月18日
各球団の編成担当者が口をそろえて、将来性の高さを口にしていた佐々木(岩手・大船渡高)。高校生では福留(大阪・PL学園高)、清宮(東京・早稲田実高)の最多7球団に迫ると思われたが、ふたを開ければ1位入札は4球団にとどまった。くじで引き当てたロッテの井口監督は「思っていたよりも、入札する球団が少なかった」と振り返った。
一方、完成度の高い奥川(石川・星稜高)や実戦向きといわれる石川(愛知・東邦高)を各3球団が1位指名。育成よりも「即戦力」を求める球団が多かった。
顕著だったのはリーグ連覇を果たしたものの、投手陣に安定感を欠いた西武。8人を指名し、1位の宮川(東芝)を筆頭に5人が投手で、うち3人は独立リーグから。渡辺ゼネラルマネジャーは「今のチーム状況を考えたときに、即戦力の右と左の投手がうまく取れた」とまずは来季をにらんだ。セ最下位に沈んだヤクルトも6人のうち上位4人を投手が占めた。
ソフトバンクは佐藤外野手(JR西日本)の1位指名後は、捕手、投手、内野手を満遍なく指名。永井スカウト部長は「昨年は投手の補強ができた。今年は野手がほしかった」とバランスの取れた指名となった。
一言コメント
プロ野球も採用は大仕事だ。
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