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ミドル3発!! 衝撃の逆転劇!! U-22日本代表が“敵地”でブラジル撃破


[10.14 国際親善試合 U-22日本代表 3-2 U-22ブラジル代表]

ブラジル遠征を行っているU-22日本代表は14日、アレナ・ペルナンブーコでU-22ブラジル代表と対戦。前半15分に先制を許した日本は同28分にMF田中碧(川崎F)のゴールで追い付き、前半を折り返す。後半7分に再び田中がミドルシュートでゴールを陥れて逆転に成功し、同23分にMF中山雄太(ズウォレ)がミドルシュートを突き刺してリードを広げると、ブラジルの反撃を1点に抑えて3-2の逆転勝利を収めた。

日本は3-4-2-1を採用し、GKに大迫敬介(広島)、最終ラインは右からDF渡辺剛(FC東京)、DF立田悠悟(清水)、DF町田浩樹(鹿島)、ボランチに田中とキャプテンマークを巻く中山を並べ、アウトサイドは右にMF橋岡大樹(浦和)、左にMF杉岡大暉(湘南)、シャドーにMF三好康児(アントワープ)とMF食野亮太郎(ハーツ)が入り、1トップはFW小川航基(水戸)が務めた。

6月に行われたトゥーロン国際大会の決勝で対戦した際には前半19分にブラジルに先制を許しながらも、同39分に小川のゴールで同点に追い付く粘りを見せた。しかし、最終的にはPK戦を4-5で落として準優勝に終わったこともあり、リベンジを果たしたい日本だったが、前半3分にミスから失点の危機を招いてしまう。

余裕を持ってフリーでキャッチした大迫がボールを自らの前に転がし、パスを送ろうと周囲を確認。しかし、FWマテウス・クーニャに猛然と詰められ、蹴り出したボールをブロックされると自陣ゴールに向かって転がる。辛くも枠を外れたボールに反応したペドリーニョにシュートを放たれたものの、枠を捉え切れずに立田がクリアして難を逃れた。

その後はブラジルにボールを保持される展開となるが、集中した守備で簡単には決定機を作らせず。時おりカウンターを仕掛け、シャドーの食野、三好らがボールを運ぼうしたものの、なかなかフィニッシュまでは持ち込めない。すると同15分、自陣PA内で渡辺がクーニャにファウルを犯してPKを献上すると、キッカーを務めたクーニャ自身にきっちりと沈められ、ブラジルに先制を許してしまった。

前半21分には中山の縦パスを受けた食野が細かいステップのドリブルでPA内まで持ち込み、シュートを放つが相手GKの守備範囲に飛んでしまう。同24分にはDFエメルソンに強烈なミドルシュートを枠内に飛ばされるが、大迫が弾き出して追加点を許さなかった。すると同28分に日本が同点に追い付く。右サイドに開いた三好が橋岡からパスを呼び込み、中央に上がってきた田中へパス。ボールを受けた田中がPA外から思い切りよく放ったミドルシュートは鮮やかにネットを揺らし、スコアを1-1とした。

ブラジルに押し込まれる時間が長くなる日本は粘り強い対応で2点目を許さずに1-1のまま後半を迎えると、同7分に逆転に成功する。相手GKのキックミスを食野が拾って仕掛け、ボールを受けた中山が小川へ送ったパスは相手にカットされたものの、こぼれ球に田中が反応。PA外から右足で放ったシュートは、ブロックに入ったDFリャンコに当たってコースが変わりながらもネットを揺らし、スコアは2-1となった。

逆転を許したブラジルは後半13分にレアル・マドリーのFWロドリゴ・ゴエスをピッチへと送り込む。しかし、再びスコアを動かしたのは日本。同23分、右サイドでキープした田中からボールを受けた中山がPA外から左足を一閃。勢い良く飛び出したボールは一直線にゴールに向かうと、ニアサイドを抜いてネットに突き刺さり、日本がリードを2点差に広げた。

後半37分にはペドロにPKを沈められて1点差に詰め寄られ、同40分には町田がブルーノ・タバタへのファウルで一発退場となって数的不利に陥ってしまう。しかし、同42分に三好に代えてDF菅原由勢(AZ)を投入した日本はブラジルの反撃をしのぎ、“敵地”で3-2の逆転勝利を収めた。

ゲキサカ

 

 

一言コメント
敵地で勝てたことは大きい。


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