死刑囚700人超、執行停止=全米の4分の1、批判も-カリフォルニア州
- 国際
- 2019年3月14日
【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州のニューサム知事は13日、死刑執行を停止する行政命令に署名した。
全米の死刑囚の4分の1に当たる737人がニューサム知事の在任中は刑の執行を猶予される。執行に使う薬物注射に関する州の規定を撤廃し、処刑場を閉鎖することも命じた。
死刑について、ニューサム知事は、有色人種や、弁護士を雇う余裕のない人には不利な司法の現状を踏まえ、不公正に適用されると主張。冤罪(えんざい)の危険性に触れ「あらゆる意味で失敗だ」と死刑制度を強く非難した。ただ、受刑者の釈放や減刑は行われない。
カリフォルニア州では2016年、住民投票で死刑廃止が否決されている。このため、有権者の意思を無視していると知事への批判も出ている。トランプ大統領は「事件の被害者の家族や友人は(知事の決断に)興奮していない。私もだ」とツイッターに投稿した。
一言コメント
州によって扱いが違うというのもねぇ…
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