ベネズエラのマドゥロ政権が「金」持ち出し計画
- 国際
- 2019年2月2日
【ニューヨーク=上塚真由】ロイター通信は1月31日、南米ベネズエラの反米左翼マドゥロ政権が中央銀行に保管する金15トンを近く、アラブ首長国連邦(UAE)の買い手に売却し、ユーロの現金と引き換える計画だと報じた。政府高官の話として伝えた。
暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長を支持する米政府は、マドゥロ政権による金の持ち出しを警戒。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、ツイッターで投資家などに向け「ベネズエラ国民から盗んだ金や石油、他の商品を取引すべきではない」と呼びかけた。
政府高官によると、金は既に発送済みの分を含めて最終的に合計29トンに上り、2月中に売却する計画という。財政難や米国の制裁に苦しむマドゥロ政権が外貨獲得のため、金の売却計画を進めているとみられる。
一方、グアイド氏は31日、首都カラカスにある自宅に警察の特殊部隊が立ち入ったと明らかにし、「私の家族を脅迫することはできない」とマドゥロ政権を非難した。グアイド氏によると、自宅には1歳の娘もいて、警察はグアイド氏の妻を尋問するために訪れたと主張した。
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ドロドロしてるな~
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