東証、上場市場再編へ=1部企業は絞り込み
- 企業・経済
- 2018年12月25日
東証が上場市場の再編を検討している。1部の企業を絞り込んだ上で、2部とジャスダックを統合。マザーズを加えた現行の四つの区分を見直し、3市場体制とする案が有力だ。投資家に分かりやすく、運用しやすい環境を整備する。
有識者による懇談会での議論や、企業や投資家の意見を踏まえ、年度内にも再編案を策定する。
東証に上場する約3600社のうち、6割に当たる約2100社は最上位の1部に上場。時価総額が20兆円超のトヨタ自動車から数十億円規模の企業まで含まれており、市場の特性が分かりにくい。このため、時価総額500億~1000億円を新たな上場基準として1部を改組し、約600~1000社に絞り込みたい意向だ。
残る3市場の見直しも進める。東証は、老舗・中堅企業が目立つ2部と、ジャスダックを統合して1部からの降格企業を吸収。新興市場向けのマザーズについては拡充し、バイオベンチャーなど先行投資型の赤字企業が上場しやすくなるよう門戸を広げる方向で検討する。
一言コメント
新基準で一部から外れたところが怒るんじゃない?
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