鹿島がACL初制覇&クラブ通算20冠達成!過密日程、逆境を乗り越えついに悲願成就
- スポーツ
- 2018年11月11日
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦が日本時間11日にイランのアザディスタジアムで行われ、鹿島アントラーズとペルセポリスの一戦は0-0のスコアレスドローで終了。この結果、2戦合計2-0とした鹿島が史上初のACL優勝、クラブ通算20冠目を達成した。
舞台はイランの首都テヘランにあるアザディスタジアム。イラン代表の国際試合でも使用される8万人収容のスタジアムには、赤いユニフォームを着たペルセポリスのサポーターで満杯に。ボールを持てば大ブーイングの完全アウェイの中で、鹿島が第2戦に臨んだ。先発メンバーは第1戦と同じイレブンでスタート。日本代表に初招集された鈴木優磨、ACLで5試合連続ゴール中のセルジーニョがスタメンに入った。
ペルセポリスのサポーターが大ブーイングする異様な雰囲気に包まれるなか、開始早々に両者に決定機が訪れる。鹿島は2分、左CKを獲得するとキッカーは好調のセルジーニョ。送ったボールはイラン代表GKベイランヴァンドがパンチングで防いだが、こぼれ球に土居聖真がシュートを放つが、これは惜しくもDFにブロックされてしまった。一方でペルセポリスはその流れからカウンターを発動。一気に駆け上がってきたアリプールにボールが渡ると、PA手前まで進入して右足シュート。しかし、枠の右に外れた。
鹿島は5分にも鈴木優磨がシュートチャンスを得たが、これもDFのブロックに遭ってしまった。14分には西大伍のサイドチェンジを受けた鈴木優磨が左からクロスを供給。ファーサイドでフリーだった土居がボレーで合わせたが、枠を外れた。
最低でも2点が必要なペルセポリスは、ピッチに倒れ込んだ選手がいるにも関わらず、プレーを続けた安部裕葵に対して激昂。両選手が激しくエキサイトする場面も見られた。ペルセポリスは39分にレサンがPA左の深い位置から左足を振り抜くも、GKクォン・スンテのが正面でセーブ。攻め急ぐペルセポリスの反撃をしっかりとストップ。結局、前半はスコアレスのまま終了した。
後半に入るとゴールが何としても欲しいペルセポリスが攻勢に出る。56分、ヌーロラヒの落としに走り込んでいたレサンがダイレクトシュート。しかし、これもGKクォン・スンテがセーブした。
64分にもハリルザデーの右クロスにアリプールがペナルティアーク付近から左足シュートでゴールを強襲するが、これは枠を外してしまった。
77分、鹿島は鈴木が足を痛めてしまい、ピッチに倒れ込んでしまう。結局鈴木は担架に乗せられ、ピッチを後に。永木亮太との交代を余儀なくされた。
80分からはペルセポリスがさらに猛攻を仕掛ける。86分、左CKから良いボールが放り込まれるが、ここも守護神、クォン・スンテが立ちはだかる。直後には今度は右からのCK。レサンが送ったボールのこぼれ球にヌーロラヒが思い切りよく左足を振り抜いたが、枠を外してしまった。
結局試合はそのまま終了。ペルセポリスの猛攻を耐えきった鹿島が2戦合計2-0とし、アジア初優勝。クラブ通算20冠目の偉業を達成した。また、鹿島はアジア王者として12月12日からUAEで開幕するFIFAクラブワールドカップへの出場権を獲得した。
■試合結果
ペルセポリス 0-0 鹿島アントラーズ
2戦合計2-0で鹿島がACL優勝
一言コメント
アウェーでもよく戦った。
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