皇室会議、宮内庁・特別会議室で始まる 陛下の譲位日で意見聴取
- 政治・経済
- 2017年12月1日
天皇陛下の譲位日決定の前提となる皇室会議が1日、皇居内の宮内庁庁舎3階「特別会議室」で始まった。非公開で行われ、終了後、結果の概要は会議に陪席した菅義偉官房長官が記者会見で説明する。
6月に成立した陛下の譲位を可能とする特例法は、譲位日を決める際、皇室会議からの意見聴取を義務付けている。譲位と即位の日程について、安倍晋三首相は陛下が平成31年4月30日に譲位され、5月1日に皇太子さまが即位される案を推す意向を示している。政府は皇室会議で、31年3月31日に譲位、4月1日に即位の案も提示する見通し。
会議は議長を務める首相が招集し、常陸宮ご夫妻や衆参両院の正副議長ら計10人の議員で構成。皇族議員の秋篠宮さまは陛下の譲位に伴い、皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となられ、利害関係者となる恐れがあるため、皇室典範の規定で予備議員の常陸宮さまと交代した。
政府は5日の閣議で皇室会議の意見を報告し、年内に日程を定める政令を閣議決定する。
皇室会議は24年ぶり8回目。これまでは、旧宮家の皇籍離脱と陛下や皇太子さまら男性皇族のご結婚が議題だった。
一言コメント
キリのいい日にしてほしい。平成の次は何になるのだろう。
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