保湿剤ヒルドイド、処方量の制限見送り
- 政治・経済
- 2018年1月25日
アトピー性皮膚炎の治療薬が美容目的で大量に処方されている疑いがある問題で、厚生労働省は、処方量の制限を見送ることを決めました。
アトピー性皮膚炎などの治療に処方される保湿剤「ヒルドイド」をめぐっては、「肌が若返る」などの口コミが広がり、美容目的で使用されている疑いが指摘されています。
このため、厚生労働省は、処方量の制限などを検討していました。しかし、がん患者の団体などから、「抗がん剤の治療で起きる皮膚の乾燥やかゆみを緩和するため、ヒルドイドは欠かせない」などの要望書が出されたということです。
厚労省は、「全身疾患の患者を配慮する」として、処方量の制限については見送ることを決め、25日の中医協で明らかにしました。ただ、美容目的など不適切な処方がないか、医療機関などへの審査を強化するということです。
一言コメント
本当に必要な人に、必要な分、処方すれば良いだけの話だ。
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