スペースワールド従業員の9割が離職へ 敷地は土壌汚染の恐れ
- 倒産・裁判
- 2018年1月12日
昨年末に閉園した北九州市のテーマパーク「スペースワールド」の従業員約200人のうち約180人がグループ企業に異動せず、離職する見通しであることが11日、分かった。
市内で開かれた緊急雇用対策会議で報告された。敷地に土壌汚染の恐れがあることも判明し、市は同日、土壌汚染対策法に基づく形質変更時要届出区域に指定した。
報告によると従業員約20人は、兵庫県姫路市などにある娯楽施設などグループ企業に移るが、100人は既に離職し、80人も3月末までに離職する見通しだという。いずれも北九州市や周辺での再就職を希望している。
会議は国と福岡県、北九州市で構成する。離職者の再就職を後押ししようと、1月末に地元企業約40社との面談会を実施する。
また、敷地は以前、工場として利用していたためベンゼンや鉛に汚染されている恐れがあるとして、土地を所有する新日鉄住金が市に区域指定を申請した。
遊具撤去などでアスファルトを掘る場合は、土壌の飛散を防ぐ措置が必要になる。
一言コメント
企業の離職者支援を現実的に実施してもらいたい。
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