「10カ国が大使館移転意向」=グアテマラを歓迎―イスラエル
- 国際
- 2017年12月26日
中米グアテマラのモラレス大統領が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移転する意向を表明したことを受け、イスラエルのホトベリ外務副大臣は25日、イスラエル放送に対し、「グアテマラに続く予定の国は10カ国以上ある」と述べた。
具体的な国名は言及しなかった。
トランプ米大統領が6日に米大使館のエルサレム移転の方針を表明してから、同様の態度を示したのはグアテマラが初めて。イスラエルのネタニヤフ首相は25日、「私の友人、モラレス大統領に神の祝福あれ。エルサレムであなたたちを待っている」と歓迎。「これは始まりにすぎない」とも述べ、追随する国が増えるとの自信をのぞかせた。
各国は現在、エルサレムをイスラエルの首都と認めず、テルアビブに大使館を置いている。ロイター通信などによると、グアテマラは、イスラエル国会が東エルサレムを含む「統一エルサレム」を首都とする「エルサレム基本法」を制定した1980年までエルサレムに大使館を置いていた。
一方、パレスチナ自治政府のマルキ外相は声明で、モラレス大統領の決定について「恥ずべき違法行為だ」と非難した。
一言コメント
テロの標的にならないことを祈ります。
コメントする