速度違反見逃し 警部補ら処分
- 警察
- 2017年1月26日
富山県警は26日、高速道路交通警察隊の巡査部長(55)の速度超過違反を見逃したとして、南砺(なんと)署の警部補(52)を停職1カ月の懲戒処分とし、発表した。一緒に取り締まりをしていた巡査長(30)ら2人と摘発を免れた巡査部長は所属長訓戒や本部長注意とした。県警は同日、警部補を犯人隠避と証拠隠滅の疑いで、また巡査長を犯人隠避の疑いで書類送検した。
県警監察官室によると、昨年8月24日午後4時半ごろ、同県南砺市内の県道で、巡査部長運転の乗用車が制限速度(時速40キロ)を18キロ超過し、取り締まり中の警部補らが停止を求めた。巡査部長と顔見知りだった警部補は、交通反則切符(青切符)を交付せずに立ち去らせ、速度の記録紙を署内で破棄した。巡査部長は非番で、私用車で実家に向かう途中だった。
警部補は「巡査部長が内部処分などの不利益を被ると思った」、巡査部長は「迷惑をかけ反省している」と話しているという。
コメントする