東浜、敵地の日本ハム戦は相性抜群 「内容的には反省多かった」
- スポーツ
- 2022年4月25日
◆日本ハム4-11ソフトバンク(24日、札幌ドーム)
札幌との好相性は今季も不変だった。8安打を許しながら7回2失点にまとめ、東浜が今季2勝目を手にした。「ヒットを多く打たれたが、アウトを1個ずつ冷静に取れたのが良かった」。札幌ドームでは通算7勝1敗。日本ハム戦は18年8月21日から9連勝だ。
走者を背負っても踏ん張った。3連打で招いた2回1死満塁は宇佐見を内角直球で詰まらせて左飛。カード初戦で3ランを放った万波は、外角低めの150キロ直球で見逃しの3球三振に仕留めた。序盤のピンチを切り抜け、野村勇の先制2ランを呼び込んだ。
4回にアルカンタラにソロを浴び、札幌ドームでの連続無失点は22イニングで止まったが、4回途中6失点と大崩れした17日の楽天戦とは違った。続く5回は三者凡退で片付け、6回も最少失点でとどめた。7回は再び三者凡退。105球、無四球で交代した。
札幌ドームで敗戦投手となったのは、2年目の2014年7月13日(6回3失点)が唯一。それでも「内容的には反省が多かった。次はその反省を生かしてやりたい」。札幌との相性についても「土地は好きですけど、あまり考えたことはない」と素っ気なかった。
千賀、石川らとともに先発ローテを支える存在。それだけに、藤本監督の期待も大きい。「(投球内容は)まずまず。ずっとローテーションに入ってるんだから、少し上から(相手を)見下ろすくらいの感じで投げてくれたら良かった」とより高いレベルを求めた。
3月26日の開幕2戦目で同じ日本ハムを7回2失点に抑えて今季初勝利。福岡から札幌に舞台を移しての再戦で約1カ月ぶりの白星を挙げた。「シーズンはここから先が長い。良くても悪くても次の試合へ前進していく。そんな気持ちで1年通したい」。17年の最多勝右腕は前を見据えた。(鬼塚淳乃介)
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