2000万円、1580万円被害、県内で高額詐欺2件…電話を信じる
- 詐欺・悪徳商法
- 2016年10月25日
埼玉県警は25日、県内で高齢女性を狙った多額詐欺事件が相次いで発生したと発表した。さいたま市大宮区の無職女性(67)が2千万円、上尾市の無職女性(80)が約1580万円をだまし取られた。
大宮署によると、19日夜から数回、さいたま市の女性方に長男(30)を装う男から「会社の金を使って株に手を出して失敗した」「1千万円必要になる」などと電話があった。信じた女性は20~21日、JRさいたま新都心駅の改札付近などで、長男の会社の同僚を名乗る男らに計2千万円を手渡した。女性が長男に確認の電話をして詐欺と分かった。
上尾署によると、19日午前中から数回、上尾市の女性方に会社員の三男(45)を装う男から「喫茶店でかばんをなくした」「かばんには人事の書類が入っていたが、会社にばれたら首になる」「3千万円どうにかならないか」などと電話があった。信じた女性は19~21日にかけて計4回、自宅近くの路上などで、三男の後輩を名乗る男らに計約1580万円を手渡した。
さらに女性が郵便局で現金を下ろそうとして、局員が上尾署に通報。警察官が駆け付け、女性が三男に確認の電話をして詐欺と分かった。
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