長崎IRに「4000億円」名乗り マリーナベイ元社長が率いる企画会社
- 企業・経済
- 2019年6月4日
長崎県と同県佐世保市が、大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)への誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、シンガポールのIR「マリーナベイ・サンズ(MBS)」運営会社元社長のウィリアム・ワイドナー氏らが率いる東京のIR企画会社が5月31日、建設・運営事業者に立候補する意向を示した。4千億円を投資し、超高級ホテルや海洋水族館、商業施設、コンベンション施設や、施設をつなぐモノレールを整備する計画としている。
福岡市で西日本新聞の取材に答えた。既に長崎県などと協議を始めており、資金は海外投資ファンドなどから調達する計画という。
ワイドナー氏は1995年から約15年間、IR運営会社「ラスベガス・サンズ」の社長を務め、2010年開業のMBSをはじめ、マカオや米国でIR建設を手掛けた。「長崎のIRは九州特有の個性をブレンドし、既存のHTBも生かしたこれまでにない施設を造りたい」と意欲を見せた。
IRを巡り、政府は最大3カ所の立地区域を選定する方針。長崎以外に大阪府・大阪市や和歌山県が誘致を進めている。長崎県は同社など北米や欧州、アジアの20社と情報交換しているといい、誘致が決まれば審査で1社に絞り込む。
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