ポカリスエットに抗精神病薬…。大塚HD「1兆7000億円」へのけん引役
- 企業・経済
- 2019年6月3日
中計、医療・NCで主力品拡大
大塚ホールディングス(HD)は、2019―23年度の中期経営計画をまとめた。中核の医療関連事業と、機能性飲料や栄養機能食品を展開するニュートラシューティカルズ(NC)関連事業で主力製品の販売を拡大し、最終年度に売上高を1兆7000億円に伸ばす。事業利益は2000億円を目指す。
樋口達夫社長は「医療とNCの2事業で主力製品とブランドを着実に成長させる。オーガニックの成長で(事業目標の達成は)実現可能だ」と話す。
医療関連事業では、持続性抗精神病薬「エビリファイメンテナ」や抗精神病薬「レキサルティ」などの世界戦略を成長ドライバーと位置付け、販売戦略を強化する。
NC関連事業は主要ブランドの機能性飲料「ポカリスエット」で、アジアを中心に海外販売を加速。新たな収益基盤を育成する。
売上高に占める研究開発費は15%程度を維持し、年間2000億円台とする計画。樋口社長は「積極的な研究開発投資を行い、次期中計以降の収益をけん引する新薬開発を継続したい」という。
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