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ドジャース・大谷5連発!ロバーツ監督“ボンズ以上”示唆 見守った由伸も「凄かった。ハハハ」


 ドジャースの大谷翔平投手(29)が14日(日本時間15日)、野手組が合流した全体練習初日を迎え、今キャンプで初めて背番号「17」のユニホーム姿を披露した。デーブ・ロバーツ監督(51)、山本由伸投手(25)らが見守った2度目の屋外フリー打撃では、29スイング中、圧巻の5連発、最長140メートル弾を含む柵越えは10本。「青の大谷」がまたしても衝撃を残した。 

大谷の今キャンプ2度目のフリー打撃のハイライトは4セット目に訪れた。2スイング目から圧巻の柵越え5連発。4、5発目はいずれもバックスクリーン左横のはるか上空を通過する推定飛距離140メートルの特大弾だった。ロバーツ監督ら50人以上の球団関係者や大勢のファンから感嘆の声が漏れた。

 11日のブルペン投球を大谷に背後から見守られた山本も、打撃ケージ横から全5セットを観察した。「練習後、時間があったので見に来ました。大谷さんのバッティング…凄かった。ハハハ」とあまりの衝撃に感激したのか、笑いが止まらないという様子だった。

 今季のバットは昨季に続き米メーカー、チャンドラー社製を使用。12日のフリー打撃と同じく、メープル材で長さ34インチ(約86・4センチ)、重さ31・5オンス(約893グラム)だった。22年までは33・5インチ(約85・1センチ)、昨年3月のWBCや昨季開幕時は34・5インチ(約87・6センチ)の長尺を使ったが、途中から「中間」の34インチに短く調整し、重さも0・5オンス(約14・2グラム)軽くしていた。一般的にバットを軽くすれば操作性が上がる分、飛距離は落ちる。ただ、12日に「トレーニングの成果もしっかり出ている」と語った通り肉体の進化で、頼れる相棒と、距離と確実性を両立している。

野手組がキャンプインし、初めてドジャーブルーのユニホーム姿を披露した。アップでは間違えてシーズン用の「LA」ロゴの帽子をかぶって登場し、慌ててキャンプ用の「D」ロゴの帽子をかぶり直して照れ笑いを浮かべるシーンもあった。送球が必要なものなどを除き全体練習に参加し、気持ち良さそうにグラウンドを駆けた。

 ロバーツ監督は、07、08年にジャイアンツで選手として同僚だったメジャー最多762本塁打のバリー・ボンズと比較してみせた。「バリーは私が一緒にプレーした中で最高の選手だった。翔平は野球の歴史上最高の選手になる可能性を秘めている」とボンズ以上のポテンシャルを肌で感じ、最大級の賛辞を贈った。

フリー打撃後に行われた大谷の即席サイン会にはファンが殺到し、注目度は高まるばかり。「青い大谷」の狂騒曲はまだまだ終わりそうにない。(柳原 直之)

▽アウトマン(昨季23本塁打の若手有望株外野手)「激しいがコントロールされたスイング。それは難しい。足を止めて見ずにはいられない」

▽ロハス(チーム束ねる34歳内野手)「一生に一度見られるかどうかの才能。一緒にプレーできることは特権だ。まだ何かに取り組んでいる最中で、最初の打撃練習だが既に感心させられている」

▽テーラー(内外野こなす万能選手)「凄かった。凄く遠くに飛ばしていた」

スポニチアネックスより転用

スポニチアネックス

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