ロコ・ソラーレ 中部電力との激戦に敗れ痛恨2連敗 藤沢五月「自分たちからミスしてしまった」 決勝T進出へピンチも「崖っぷちから這い上がる」
- スポーツ
- 2024年2月2日
「カーリング・日本選手権」(1日、どうぎんカーリングスタジアム)
女子2次リーグが行われ、北京五輪銀メダルで3連覇を目指すロコ・ソラーレが、中部電力との激戦に4-7で敗れ、決勝トーナメント進出へ痛恨の2連敗となった。
第1エンドは互いに点が入らないブランクエンド。第2エンドでは不利な先攻で1点をスチールした。第3エンドを1点に抑えると、第4エンドでは2点を奪取。第5エンドで2点を許し、前半は3-3で終えた。
後半の第6エンド、第7エンドで互いに1点を取り合い、第8エンドで再びブランクエンド。第9エンドでは1点のスチールを許す、厳しい展開となった。複数得点を狙った最終第10エンドでも、ミスが出たこともあり、逆転できなかった。
スキップの藤沢五月(32)は「本当に最後形もつくって、どちらかというと勝ちパターンの展開で10エンド目まですすめていた。ちょっと私の最後のところで決めきれなかった。流れとしては勝ち試合でつくれていた分、残念だったのが大きい。みんなが形を作っていた中で、私のところでチャンスを作れていたのに自分たちからミスが出てしまった。自分たちから逆転してしまったかなというのがあった」と反省を踏まえて振り返った。
ロコ・ソラーレは開幕4連勝で1次リーグを終えていたが、2次リーグでは昨年準優勝のSC軽井沢クに初黒星を喫した。次戦は2日13時30分から決勝トーナメント進出をかけ、フォルティウスと対戦する。「明日の試合で第2ラウンド(2次リーグが)最後になる。目の前の1投をしっかり全員で決めることを目標に、私たちの強みは崖っぷちから這い上がることなので。あしたの試合はしっかりどうなろうとも、戦いきることが一番の目標」と掲げた。
今大会から26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の選考がスタート。1次予選リーグで10チームが2ブロックに別れ、総当たりで戦った。2次予選リーグは各ブロックの上位3チーム(計6チーム)が総当たりで対戦(1次予選リーグで対戦した相手とは試合を行わず、1次予選リーグの結果を持ち越す)。2次予選リーグの上位3チームが決勝トーナメントに進出する。優勝チームは世界選手権(3月16日~24日、カナダ・ノバスコシア)に決定し、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表候補にもなる。
女子2次リーグは1日終了時点でSC軽井沢ク、北海道銀行が3勝1敗で1位タイ。ロコ・ソラーレ、中部電力、フォルティウスが2勝2敗で3位タイ。ロコ・ソラーレSが0勝4敗の6位で敗退が決まっている。
デイリースポーツより転用
コメントする