【高校サッカー】近江、快進撃の裏で活動費が底をついた?「クラウドファンディングもやってますので…」
- スポーツ
- 2024年1月8日
◆第102回全国高校サッカー選手権▽決勝 近江―青森山田(8日・国立競技場)
3842校の頂点を決める決勝が、8日に国立競技場で行われる。初優勝を目指す近江(滋賀)は、4度目の頂点を狙う青森山田(青森)と対戦する。
近江の前田高孝監督が7日、都内で報道陣の取材に対応し、“想定外”の勝ち上がりを受け、部の活動資金が底をつきつつあることを明かした。
チームは夏の全国高校総体3位の日大藤沢、優勝の明秀日立などを倒し、初の決勝進出を果たしたが、その裏では…。準々決勝の神村学園戦後、旧知のチーム関係者から「前田、お金が尽きた」と報告があったという。
指揮官は「ここまで来るとは思っていませんでしたので」と冗談めかしながらも「クラウドファンディングもやっていますので…」と報道陣に頭を下げた。チームは公式ホームページでクラウドファンディングを実施しており、地元の彦根市のゆるキャラ・ひこにゃんとのコラボ品を返礼品として用意している。
大会は都市圏で行われているため、地方の学校は勝ち上がれば勝ち上がるほど、宿泊費や移動費、トレーニング施設の会場費などの出費が増えていく。OBなどにも協力を要請しているというが、強化部としての本格的な活動開始から8年目と歴史が浅いこともあり、限界があるという。
それでもチームは優勝を目指し“ラスボス”の青森山田に挑む。当時J1だった清水に2年間在籍し、バックパッカー生活の経験もある異色の指揮官は「青森山田さんはセットプレーやロングスローが代名詞になっていますが、それだけではないし、それ以上のことの方が強い」と警戒心を高め「前の圧力がすごいので、単純に裏を狙っても回収されてしまう。一手間、二手間かけながらどうするか」と見据えた。
スポーツ報知より転用
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