大谷翔平、史上初2度目の満票MVPなるか 17日午前8時頃発表
- スポーツ
- 2023年11月17日
米大リーグの両リーグの最優秀選手(MVP)が、米東部時間16日午後6時(日本時間17日午前8時)からのMLBネットワークの番組内で発表される。エンゼルス・大谷翔平投手(29)は、2年ぶり2度目の受賞が確実。21年に続いての満票(30票)の受賞となれば、史上初の2度目の満票MVPとなる。
いよいよ、大谷が2度目のMVPをつかむ。今季は投手として2年連続2ケタ勝利となる10勝を挙げ、打者としても初の打率3割を達成し、44発で日本人初の本塁打王も獲得。OPS、長打率、出塁率などもリーグトップだった。9月に右肘手術を受け、最後の1か月は登板も本塁打もなかったが、10勝&44発の成績は文句なし。最終候補にはレンジャーズで打率3割2分7厘&33発のシーガー、リーグ最多185安打のセミエンも残っているが、打者のみでもMVPに値するほどの成績を残した。
9勝&46発だった21年は、史上19人目となる満票でMVP。2度目の満票受賞は、1931年から現行の全米野球記者協会会員の投票となったMVPで史上初の快挙だ。これまでも幾度となく二刀流で新たな歴史を築き上げてきたが、またしても大谷伝説に新たな勲章が加わることになる。
今オフはFAとなっており、MLB史上最高額となる5億ドル(約757億円)規模の超大型契約となることが予想され、水面下で激しい争奪戦が繰り広げられている。この日は、エンゼルスのワシントン新監督も、就任会見で「ショウヘイ・オオタニを必要としないチームなんてないだろう。もちろん残留してほしい」と熱望。MVPを受賞した場合は、受賞後に取材機会も用意されており、10勝目を挙げた8月9日以来約2か月ぶりに公式的な取材に応じることになりそうだ。
◆MVP投票 全米野球記者協会の会員30人による投票で決まる。レギュラーシーズンの成績が対象。投票はプレーオフ前に終えており、ワールドシリーズを初制覇したレンジャーズ勢などのポストシーズンの活躍は加味されない。
報知新聞社より転用
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