あれから1年、同じ場所で DeNA京田が果たした欠かせぬ役割
- スポーツ
- 2023年5月5日
あの時と同じ場所だった。
5月4日の広島東洋カープとの試合。
1点ビハインドの五回に、横浜DeNAベイスターズの京田陽太がチームに欠かせない働きを見せた。
2死から中前安打で出塁すると、貪欲(どんよく)に次を狙っていた。
「小池(正晃)コーチから、いけるなら走って良いと言われていたので」
すかさず、次打者の代打・大和の打席で二盗を決めた。大和の右前安打で一気に生還。2―2の同点に追いつき、九回の宮崎敏郎のサヨナラ本塁打につなげた。
このオフにトレードで加入した。中日では2017年に新人王を獲得して活躍したが、昨季は出場43試合とキャリア最低だった。
昨年5月4日に横浜スタジアムであったDeNA戦。平凡な内野ゴロを処理できず、次の打席で代打を送られた。
立浪監督から「戦う顔をしていない」と試合中に2軍降格を命じられた。
あれからちょうど1年。
「終わったこと。言われてみればたしかに、という感じです」と、もう引きずる様子はなかった。
朝日新聞より転用
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