敵地観客と口論のエンゼルス4番に5試合出場停止処分 MLB厳罰発表 レンドンは異議申し立て
- スポーツ
- 2023年4月4日
米大リーグ機構(MLB)は3日(日本時間4日)、3月30日(同3月31日)にオークランドで行われたアスレチックスとの開幕戦で観客と言い争いになったエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手に5試合の出場停止処分を科したと発表した。同内野手はこの日のマリナーズ戦に「4番・三塁」で出場予定。エンゼルス広報部によると、MLBの処分に対して異議申し立てを行うという。
エンゼルスのレンドン(1日撮影)© (C)デイリースポーツ
レンドンは逆転負けを喫した試合後に一塁側ベンチからクラブハウスへ引き揚げる途中の通路でアスレチックスの緑の帽子をかぶった白人男性とヤジを巡って口論。SNS上で拡散された12秒の動画では左手で相手の胸ぐらをつかみ、「俺になんて言った?俺をクソ野郎って呼んだよな?」。首を振って否定する相手に「いや、お前は言った」と繰り返し、最後は左の張り手を空振り。周囲から「落ち着けよ」の声が飛んだ。
最後のアクションは相手の帽子を軽くたたくふりをしたようにも見えたが、一連の流れから暴行未遂と解釈されても言い訳できない、愚行だった。
選手とファンの間のトラブルはMLBが調査し、地元警察が捜査に動く事態にまで発展。、同内野手は1日(同2日)の試合前に取材に応じたが、「コメントはできない」と多くを語らず。試合では全打席で敵地スタンドからブーイングを浴びた。
レンドンの今季年俸はチーム最高の3800万ドル(約50億円)。出場停止期間中は給料が支払われないため、およそ117万ドル(約1億5500万円)を失うことになる。
デイリースポーツより転用
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