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進化止めないチームの象徴 ヤクルト内山壮真が日本S初打席で大仕事


(22日、プロ野球日本シリーズ第2戦 東京ヤクルトスワローズ3―3オリックス・バファローズ)

 3点のビハインドを一瞬にして帳消しにする歓喜の打球が、神宮の夜空に舞い上がった。

 「いってくれ、スタンドまで届いてくれ」。ヤクルトの2年目、内山壮真はそう願いながら走った。

 日本シリーズ初の出番は、0―3の九回無死一、二塁での代打だった。後ろに控えるのは、山田哲人、村上宗隆、オスナと続く中軸。石川・星稜高出身の20歳は、「山田さんと村上さんにつなげば決めてくれる。必死にくらいつこう」。

 2球で追い込まれた後、低めのボール球は見極めてカウント2―2に。高めに来た6球目の直球を仕留めた。打球は願い通り、左翼席へ飛び込んだ。史上16人目のシリーズ初打席本塁打の勲章付きだ。

 今季のヤクルトの強さを表す選手と言ってもいい。シーズン序盤、下半身のコンディション不良で出遅れた正捕手・中村悠平の穴を埋めたのが内山壮だ。

 中村が戻ってきた後も、このパンチ力があるから1軍に残ることができた。遊撃手のレギュラーを勝ち取った3年目の長岡秀樹とともに、昨季の日本一からなお進化を止めないチームの象徴になった。

 「1年間、試合に出させていただいた経験が、今日の1打席に詰まっていたかなと思います」。内山壮は誇らしげに言った。

 連勝とはいかなかったが、「1勝1敗」と「1勝1分け」では敵地に乗り込む気持ちも違う。何より、相手の勝ちパターンの継投を崩したことが、第3戦以降に向けて大きい。(山口史朗)

■途中出場の宮本、攻守で光る

 東京ヤクルトスワローズの宮本丈が終盤、攻守で活躍した。七回に代打で出場すると、以降は左翼の守備につく。九回の守りでは、オリックス・バファローズの中川圭太が放った打球を好捕。直後の攻撃は追い込まれてもファウルで粘って、9球目を中堅右へ運び、二塁打で出塁する。続く塩見泰隆も四球を選ぶと、内山壮真の同点3ランへとつないだ。

■サイスニード初登板は「粘りきれず」

 東京ヤクルトスワローズの先発サイスニードは、4回71球でマウンドを降りた。

 一回は安達了一、宗佑磨を連続三振に取るなどして上々の立ち上がり。ただ、三回。先頭紅林弘太郎の二塁打をきっかけに1死三塁とされ、投手の山崎福也に右前へ運ばれて先取点を許した。その後、右翼手サンタナのまずい守備もあって計2失点。

 来日2年目で、日本シリーズ初登板だった。「体の状態は良い。シリーズでもすごくいい投球ができるんじゃないかと思っている」と語っていたが、オリックス打線に6安打を浴びた。マウンドを降りた右腕は「立ち上がりはスムーズだったが、三回は粘り切れず、チームに勢いをつけることができなかった」と反省した。今季はチーム最多タイの9勝をマーク。クライマックスシリーズ(CS)の阪神タイガース戦でも好投していただけに、やや不本意な内容だった。

■塩見とオスナが好調キープ

 ヤクルトの塩見泰隆が好調を維持している。試合前の円陣で「エンジョイベースボール! さあ行こう!」と仲間を鼓舞すると、三回は中前にはじき返し、七回にも中前安打。本塁打など3安打した第1戦に続き、複数安打を記録した。5番のオスナも前日に続いて3安打。第3戦以降も2人が攻撃の鍵を握りそうだ。

 高津監督(ヤ) 「(内山)壮真は配球を読んで打席に立つし、思い切りがいい。難しい展開だったがリリーフの頑張りがあった。粘って粘ってだった」

朝日新聞より転用


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