ブルーインパルス 車に染料付着 当時の幹部2人を懲戒処分
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が去年、東京パラリンピックの開会式の日に適正な高度を下回る高さでカラースモークを使用し、周辺の車に染料が付着した問題で航空自衛隊は、飛行計画の作成に関わった当時の幹部2人を減給と戒告の懲戒処分にしました。
航空自衛隊の「ブルーインパルス」は去年8月、東京パラリンピックの開会式に先だって都内上空で展示飛行を行ったあと埼玉県の入間基地に着陸する際、適正とされる高度を大幅に下回る高さでカラースモークを使用しました。
その後、基地周辺の一般の車、およそ1200台に染料が付着しているという連絡が寄せられ、防衛省が、被害の確認と賠償の手続きを進めています。
航空自衛隊によりますと、飛行計画では、入間基地上空でスモークを使用する際の高度を細かく定めていなかったということで、計画を承認した当時の部隊指揮官の1等空佐を減給、計画を立案した当時の編隊長の2等空佐を戒告の懲戒処分にしました。
航空自衛隊トップの井筒俊司航空幕僚長は、22日の記者会見で、「基地周辺の皆さまなどにご迷惑とご心配をおかけし、重く受け止めている。事故防止の指導を徹底し、安全な航空機の運用に万全を期したい」と述べました。
NHK NEWS WEBより転用
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