「10回ほど飲酒運転」大阪市職員を懲戒免職、虚偽説明も
© 産経新聞 大阪市役所
大阪市は12日、酒気帯び運転をしたとして道交法違反罪で略式起訴された市建設局の男性職員(53)を、同日付で懲戒免職処分としたと発表した。男性はこれ以外にも飲酒運転で摘発されていたが、市には虚偽の事実を報告していた。
男性は昨年11月、友人と飲酒後に運転。同市旭区での交通検問で基準値を超えるアルコール分が検出されたことから、大阪府警に逮捕された。
その後、市の調査に対し「飲酒運転は今回が初めて」と説明したが、今年6月に罰金50万円の略式命令を受けた際、処分内容を市が確認したところ、昨年6月にも酒気帯び運転の疑いで摘発されていたことが判明した。
市は昨年6月の摘発時に府警からの身分照会がなく、過去の違反に気付けなかったとしている。男性は市の再調査に昨年1月から同年11月にかけ、10回ほど飲酒運転を重ねたと明かしたという。
市によると、男性は「私生活で悩みがあり飲酒の機会が増えた。酒は少量だったので運転しても大丈夫だと思った」と話している。
市は「不祥事の再発防止のため、服務規律の確保により一層努める」としている。
産経新聞より転用
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