快挙!女子やり投北口榛花がDLファイナルで日本人初の表彰台、63m56の3位も「また3位か~」 3000mSC三浦龍司は4位
- スポーツ
- 2022年9月9日
■陸上 ダイヤモンドリーグ・ファイナル チューリッヒ大会(日本時間9日・スイス)
世界の強豪が集うダイヤモンドリーグの成績上位者のみが出場できるファイナルで、女子やり投の北口榛花(24・JAL)が63m56をマークし日本人初となる表彰台の快挙を成し遂げた。
選手紹介ではトレードマークの笑顔を見せ、客席に向かって大きく手を振った。6人中4番目で1投目を迎えた北口は、助走に乗れず57m03で最下位スタート、2投目で60m51と3位に浮上したが、普段よりも表情は硬かった。手拍子を求め、3投目は63m35をマーク。ポンと両手を叩き、ようやく表情が緩んだ。
大会直前に自身のSNSで「楽しめますように。そして好調が続いてますように」とつぶやいていた北口。投てきの順番が下位からに変わった4投目は59m14、5投目も56m77と中々距離を伸ばせなかった。7月の世界陸上でも最終6投目で逆転し銅メダルを獲得するなど“6投目に強い”北口は、最終投てきで距離を伸ばし63m56をマーク。銅メダルで日本勢初の表彰台となった。試合後、北口は「また3位か~という気持ちと、もうちょっと投げれるんじゃないっていう、記録に関してはもどかしさがあった」と振り返った。
優勝は6投全てで60m台をマークした世界陸上銀メダルのK.ウィンガー(アメリカ)で、記録は5投目でマークした64m98。
今季、北口は6月のパリ大会で日本人初優勝を果たすと、8月のシレジア大会では今季ベストとなる65m10をマークし、2大会連続で優勝。直後の世界ランキングでも日本人初の1位となった。モナコ大会、ブリュッセル大会では2位に入り、4戦連続で表彰台にあがっていた。
中長距離で日本人初、男子3000m障害に日本記録保持者の三浦龍司(20・順大)が出場。今季ベストとなる8分12秒65をマークし4位に入った。先月27日のローザンヌ大会でも今季ベスト(当時)の8分13秒06で4位に入り、世界の強豪と肩を並べた。
ファイナルに日本人が出場したのは2019年に走高跳の戸邉直人(30・5位)、棒高跳の山本聖途(30・11位)以来。
TBS NEWS DIG Powered by JNNより転用
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