婚姻届など未処理のまま長期間放置 三重・志摩市職員を懲戒処分 「事務処理で不明な点あり滞った」
戸籍に関わる届け出書類を未処理のまま長期間放置するなど、不適切な事務処理をしていたとして、三重県志摩市は22日、40代の女性職員を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
処分を受けたのは、2018年から今年3月まで戸籍事務を担当していた40代の女性職員です。
この女性職員は、市民生活部に在籍していた4年の間、届出があった婚姻届や転籍届などの書類を未処理のまま長期間放置するなど、不適切な処理を繰り返していたということです。
今年4月、この女性職員が他部署へ異動になり、後任の担当者が処理されていない戸籍の届出書を発見し、発覚したものです。
女性職員の在籍4年間に届出のあった全ての戸籍関係書類を確認したところ、誤記や未記載などの不適切な事務処理が計19件あることが判明したということです。
女性職員は「事務処理をするにあたり不明な点があり、確認の必要な届出書が滞ってしまった」と話しているということです。
橋爪市長は「戸籍制度の根幹を揺るがす極めて不適切な事態を招いたことを重く受け止め、事務処理手順の見直しによる業務改善や、コンプライアンスの徹底を図り再発防止に全力で取り組む」としています。
三重テレビNEWSより転用
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