勾留中の女性に押し入れでわいせつ行為、元巡査部長に懲役3年
勾留中の女性にわいせつな行為をしたとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた岩手県警元奥州署警務課の巡査部長の男(35)(懲戒免職)に対し、盛岡地裁は6月28日、懲役3年(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年11月12日頃~12月18日頃、同署の留置施設で勾留中の女性(当時28歳)を4回にわたって居室の外に連れだし、同施設内の押し入れでわいせつな行為に及んだ。
中島真一郎裁判長は、男が当直勤務中に留置場の居室の鍵を責任者に預けなかったり、決められた時間よりも早く仮眠を取ったりするなど、規則違反を繰り返していたと指摘。「看守の職務を軽んじ、その権限を乱用して、被害者に精神的・肉体的苦痛を与える卑劣な犯行」などと量刑の理由を述べた。
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