町立病院から1億5千万円着服疑惑の町職員 上下水道課でも使途不明金「ほとんど1人で会計」 三重県
三重県南伊勢町の病院の男性職員が、約1億5000万円を着服していた疑いがあることがわかりました。
南伊勢町によりますと、町立南伊勢病院で会計を担当している30代の男性職員が2019年以降、診療費など少なくとも1億5000万円を着服していた疑いがあるということです。
病院側が昨年度の決算書類を整理中に不審な点を見つけました。男性職員に聞き取りをしたところ着服を認め、「アイドルに使った」などと話したということです。 「本人からはインタネットゲームへの課金と、アイドルのいろんなグッズというんでしょうか、それを購入したり、その経費に使ったと」(南伊勢町 広田真理子副町長)
さらに、男性職員が以前、勤務していた上下水道課でも使途不明金が発覚していて、このうち500万円ほどについて関与を認めているということです。 「上下水道課においての行動も、病院会計におけるところもですが、実質的には会計担当者ということで、ほとんど1人でこの業務をやっていることになっているかと思います」(南伊勢町 広田真理子副町長)
町は、引き続き調査を進め、警察に刑事告訴する方針です。
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