安川電機株が逆行高、市場予想上回る営業益見通し 「楽観的」の声も
- 政治・経済
- 2022年4月11日
[東京 11日 ロイター] – 11日の株式市場で安川電機が逆行高となり、続伸している。2023年2月期通期(国際会計基準)の連結営業利益が720億円になりそうだと8日に発表し、手掛かりになっている。IBESがまとめたアナリスト23人のコンセンサス予想の平均値661億円を上回り、前期に続き最高益を更新する見込み。
市場では「中国景気の減速が製造業の懸念材料となる中、前向きな見通しが示され、関連銘柄にポジティブ」(国内証券)との声が出ている。一方、会社が想定するドル/円レートは足元の為替水準に近い120円となっており「やや楽観的な予想かもしれない」(別の国内証券)との指摘も聞かれる。
安川電は、各事業部門、各地域で好調が続くと見通す。EV(電気自動車)や5G、環境関連などで好調を維持しており「市場の投資意欲は落ちていない」(同社)という。原料高には値上げで対応する。
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