韓国大統領選、野党一本化=安氏が出馬辞退、尹氏に追い風
- 国際
- 2022年3月3日
【ソウル時事】9日投開票の韓国大統領選で、支持率3位の保守中道野党「国民の党」の安哲秀代表は3日、出馬を辞退し、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦前検事総長を支持すると発表した。選挙戦は与党「共に民主党」の李在明前京畿道知事と尹氏の大接戦。期日前投票開始を4日に控えたぎりぎりのタイミングで野党候補の一本化が実現し、尹氏への大きな追い風となる。
世論調査機関「リアルメーター」が2日発表した支持率は李氏43.1%、尹氏46.3%、安氏6.7%だった。
記者会見した安氏は「政権交代を望む国民の意向を踏まえ、力を合わせることにした。文在寅政権の失政を正す」と表明。選挙後に国民の党が国民の力に合流し、「国民統合政府」をつくる構想も明らかにした。同席した尹氏も「安氏の意を受け、必ず勝利し、一緒に国民統合政府をつくり、成功させる」と応じた。
時事通信社より転用
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